教育評論第38巻第1号
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7)教師側の問いかけの重要性については、吉田(2022)でも触れられている。8)非認知的能力の育成におけるフィールドワークの重要性については、例えばOost et al.(2011)、9)例えば、神奈川県内の高校の地理教師により組織される神奈川県高等学校教科研究会社会科部会地理分科会は、1970年代には県内の各高校のエクスカーションの活性化に大きな役割を果たしていたが(池,2012)、当時に比べて現在は活動が縮小している。参考文献池俊介(2012)「地域調査を活かした地理授業─1970年代の多摩高校の実践の分析─」早稲田大学大学院教育学研究科紀要,22,pp.1-15.池俊介・福元雄二郎(2014):「高校地理教育における野外調査の実施状況と課題─神奈川県内の高校を対象としたアンケート調査から─」新地理,62(1),pp.17-28.池俊介(2018):「教員養成における地域調査の意義と指導実践」碓氷照子編『「地理総合」ではじまる地理教育─持続可能な社会づくりをめざして─』古今書院,pp.121-132.池俊介編(2022a):『地理教育フィールドワーク実践論』学文社,192p.池俊介(2022b):中等社会科におけるフィールドワーク.田部俊充・田尻信壹・小松伸之編『大学生のための中等社会科・地理歴史科・公民科概論』風間書房,pp.125-128.井田仁康・藤﨑顕孝・吉田剛(1992):「初等教員養成学部における身近な地域の野外調査に関する指導─上越教育大学の場合─」新地理,40(2),pp.36-48.今井英文(2023):『ウォークラリー巡検─生徒主体の巡検学習─』古今書院,103p.岩本廣美(1993):「社会科における環境教育の実践に関する一考察─奈良公園における野外観察を通して─」奈良教育大学教育実践研究指導センター研究紀要,2,pp.23-32.国際地理学連合・地理教育委員会編,中山修一訳(1993):「地理教育国際憲章」地理科学,48(2),近藤裕幸・浜下洋之・犬飼未菜・中西悠(2021):「教員養成大学の大学院生を対象としたフィールドワーク指導力の向上をめざした演習の実践」探究(愛知教育大学社会科教育学会),31,pp.49-56.齋藤亮次(2022):鎌倉のツーリズムの課題をさぐる.池俊介編『地理教育フィールドワーク実践論』学文社,pp.135-152.齋藤亮次・吉田裕幸(2022):フィールドワークの準備と実施.池俊介編『地理教育フィールドワーク実践論』学文社,pp.25-47.篠原重則(2001):『地理野外調査のすすめ─小・中・高・大学の実践をとおして─』古今書院,286p.中牧崇(2018):『大学・地理教育巡検の創造』古今書院,187p.西脇保幸(1997):「教員養成課程における社会科野外学習の指導法について─観察を主体とした巡検の実践を例に─」横浜国立大学教育学部教育実践研究指導センター紀要,13,pp.115-127.沼畑早苗(2019):「高校地理教育におけるフィールドワークの効果」E-journal GEO,14(1),pp.30-41.松岡路秀・今井英文・山口幸男・横山満・中牧崇・西木敏夫・寺尾隆雄編(2012):『巡検学習・フィールドワーク学習の理論と実践─地理教育におけるワンポイント巡検のすすめ─』古今書院,279p.宮本静子:(2009):「中学校社会科地理的分野の『身近な地域』に関する教員の意識」新地理,57(3),村山祐司(2014):「フィールドワークの方法と実践─人文地理学からの発想─」人文地理学研究,34,52Kim(2022)など、多くの研究で指摘されている。pp.104-119.pp.1-13.

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