164小学校、中学校教師のための学習指導必携 各科編リュウナンプラン:新制中学校の教育実践新学科の導き方:社会科・家庭科・自由研究自由研究の経営新制中学校第一回卒業記念文集新制中学校に於ける教育上の諸問題新教育講話新制中学教育ノート 第3集(特別教育活動の理論 総論篇)1949年中学教育研究会 編中学校のガイダンス新制中学教育ノート 第4集(特別教育活動の理論 各論篇)1950年中学教育研究会 編学校図書館(1)9月創刊号特別教育活動:市民形成のための学校計画新しい中学校の教育中学校の特別教育活動教育財政のはなし(PTAシリーズ;第5)千葉教育(466)(※千葉県山武郡旧源村に関する記事が確認できた)1997年千葉県総合教育センター以上のように、戦後教育改革期においては、教育実践に関する様々な書籍が刊行され、そのあり方を示そうとしていたことがわかった。では、教育実践はどのような指針・方針を示された上で行われていたのだろうか。以下、書籍の内容を踏まえて分析する。2019年度から20年度の研究部会の研究報告でも述べたが、戦後においては中学校の教育実践に向けた多数の手引書が存在していた。そこで、本項では、国会図書館において収集した1940年代後半から50年代後半に刊行された指導書・手引書の内容について、前部会の研究報告の成果もふまえ、これを発展させつつ報告する。まず、1947年には文部省学校教育局からの通牒である「新学校制度実施準備に関する件」をまとめて作成された『新学校制度実施準備の案内』4や、1949年に新制中学校での指導のために刊行された『新しい中学校の手引』5が存在する。これらの『手引書』は戦後の新教育において、その制度の解説や校舎や教室といった設備面の問題にどのように対応すべきかを示している。また、表2にまとめたように、戦後教育改革期には多くの書籍が刊行され、教育の指針や方向性、理想とされる教育実践が示されていた。本節では、これらの書籍の中から、前部会及び今部出版年1947年文部省学校教育局初等教育課内初等教育研究協議会1947年熊本:竜南中学校1947年宮本敏行1947年池内房吉1948年額賀保羅1948年兵庫師範学校女子部附属中学校1948年長里清1949年二階堂政雄1950年全国学校図書館協議会1950年宮坂哲文1950年梅根悟1950年石川智亮1952年全日本社会教育連合会 編著者※筆者作成3、新制中学校における教育の指針・方針(1)戦後の書籍に示された新制中学校の教育実践表2 国会図書館にて収集した図書リストの一覧収集書籍タイトル
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