教育評論第38巻第1号
121/208

郷村教育組(17単位)工人教育組(12単位)図書館組(16単位)健康教育組(16単位)郷村教育(2単位)、郷村建設(2単位)、郷村教育問題討論(2単位)、教授法(2単位)、初等教育(2単位)、中等教育(2単位)、教育行政(3単位)、農業普及(2単位)労工問題(4単位)、婦人問題(1単位)、工人教育実施法(2単位)、現代中国工業化問題(1単位)、社会政策・社会主義の研究(2単位)、職業指導(2単位)図書館学通論(4単位)、索引学(2単位)、分類編目(4単位)、参考書(2単位)、図書流通法(2単位)、図書館拡充事業(2単位)生理衛生学(3単位)、体育原理(2単位)、体育術科(2単位)、公共体育場管理法(2単位)、医薬常識と技能(2単位)、公共衛生と病気予防(2単位)、救急術(1単位)、民衆健康教育実施法(2単位)教育行政(3単位)、社会教育行政(2単位)、事務行政(2単位)、社会教育設計(2単位)、各項社会教育の研究(3単位)音楽通論(1単位)、声楽基本(1単位)、中西歌曲(2単位)、和声と作曲(2単位)、器楽(4単位)、楽隊組織と指揮(1単位)、音楽教育(1単位)、音楽教授法(1単位)、書道概要(1単位)、国画(3単位)、西画(5単位)、民衆教育応用画(5単位)、民衆演劇概論(1単位)、現代演劇演出法(3単位)、現代演劇作法(2単位)、教育映画の理論と実践(1単位)、映画脚本作法(1単位)、映画攝影方法(1単位)民衆科学教育概論と実施方法(2単位)、理化機器製造の研究と実習(4単位)、標本模型製造の研究と実習(4単位)、民衆教育応用器具の使用と修理(4単位)、日用品製造の研究と実習(1単位)、幻灯機用フィルムの作成(1単位)、無線機の製造、修理と使用(2単位)、機械工具と動力機の使用と管理(2単位)、中国農具改良の設計、製造と修理(2単位)、昆虫標本の製作(1単位)、剥製標本(1単位)社会教育行政組(12単位)芸術教育組(36単位)民衆科学教育組(24単位)最後の〈公共選修科目(合計55単位)〉においては、注音符号(1単位)、第二外国語(2単位)、民衆文芸(2単位)、民衆読物編集(2単位)、法学通論(2単位)、地方自治(2単位)、中国経済問題(2単位)、中国土地問題(2単位)、中国教育問題(2単位)、中国民衆教育問題(2単位)、学校拡充教育(2単位)、民衆学校(2単位)、比較教育(2単位)、特殊教育(2単位)、教育研究法(2単位)、教育哲学(2単位)、海外教育名著選読(2単位)、教育と心理測定(3単位)、教育社会学(2単位)、哲学概論(2単位)、論理学(2単位)、現代農村問題(2単位)、民衆工芸(2単位)、農村工芸(2単位)、工事常識(橋・道路・水利など)(2単位)、人事指導(1単位)、音楽(1単位)、図書(1単位)、演劇(1単位)、武術(1単位)といった科目が開講された。以上、民衆教育学系のカリキュラム編成を整理した。基礎理論を重視しつつも実践的な教育活動を行い、民衆教育の実態に即して、必要とされる知識・技能を実践的に学習できる充実したカリキュラムを編成したと見られる。その一方、こういったカリキュラム編成のため、学生に対する卒業要件は、一般の大学と比較して厳しかった。民衆教育学系は卒業単位の合計で卒業所定単位数の132単位を満たすことが卒業要件の1つとされた。一般の4年制大学が定めた卒業所要単位の124単位と比べると、教育学院での学習時間は明らかに長かったと言えよう。また、各学科ともに実践の中で学習することを重視する姿勢が極めて強かった。これは、教育実習のみならず、一般の授業にも浸透していた。例えば、家政科の縫製の授業では、学生たちは実習工場を見学し、生地の裁断やミシン縫製を自ら体験した。調理の授業では、学生たちは教育115表1 民衆教育学系における分組科目の開講科目

元のページ  ../index.html#121

このブックを見る