早稲田教育評論 第36号第1号
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『荒川区史』は、「昭和30年代に入ると、社会・経済情勢がやや安定し、一方、就学援助制度の創設(昭和32年)によって家庭的・経済的理由による長欠者は減少してきた。それに伴って夜間学級の生徒も減少してきた。ところが、同時に、長欠あるいは不就学のまま学齢を超過し、このため義務教育未修了となってしまった人たちの中から、中学校教育を受けることを希望する者が現れ、夜間学級に入学するようになった」と記述している47が、九中夜間部においても、1957年度〜1961年度は、学齢超過者は3割前後を占めており、1961年度以降はその割合が上昇したと推察される。1957年度年齢男子女子計年齢男性女性計12歳2人0人2人12歳2人1人3人12歳0人2人2人12歳2人2人4人13歳3人5人8人13歳4人4人8人13歳2人1人3人13歳4人2人6人14歳4人4人8人14歳5人8人13人14歳6人10人16人14歳11人11人22人15歳2人4人6人15歳1人4人5人15歳3人3人6人15歳3人2人5人16歳4人3人7人16歳0人1人1人16歳1人1人2人その他5人7人12人17歳1人0人1人17歳2人0人2人17歳1人0人1人計25人24人49人18歳0人1人1人18歳1人1人2人18歳2人1人3人19歳0人1人1人19歳0人1人1人19歳1人0人1人21歳1人0人1人20歳0人1人1人20歳0人2人2人22歳1人0人1人22歳2人0人2人21歳1人0人1人計17人21人38人22歳0人1人1人計18人18人36人23歳0人1人1人25歳1人0人1人45歳1人0人1人計19人22人41人1957年度家計を扶けるために働きに出ている家業(含内職)の手伝い3人4人住み込みで働いている留守番など6人1959年度年齢男子女子計人数家計を扶けるために働いている内職の手伝い住み込みで働いている家業の手伝い23人4人10人1人1551961年度1959年度人数28人8人3人2人3)生徒は昼間何をしていたか表7 生徒の年齢1958年度年齢男性女性計表8 生徒の状況(1957年度~1959年度)人数1958年度家を扶けるために働いている内職の手伝い住み込みで働いている家業の手伝い25人

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